オーストラリアの忘年会事情

オーストラリアの忘年会事情




気づいたら12月になり、気づいたら10日も過ぎていました。

年末が忙しいのは日本でもオーストラリアでもどこでも同じですね。


クリスマスパーティーという名の集まりに参加しながら、日本では忘年会のシーズンだったなということを思い出しました。それと同時にオーストラリアでは忘年会というような名称のものは存在しないなぁということ、それでも一年の締めくくりにするこの会社のクリスマスパーティは日本の忘年会と同じようなものなのだと感じます。


オーストラリアではクリスマスは日本以上に特別な日なので、クリスマス手前あたりから年末年始のホリデーに入るので実質、年の最後のパーティーになるのです。


私の場合ですが、忘年会すら「もう一仕事」と考えていたような記憶がありますが、オーストラリアの職場のクリスマスパーティ(オーストラリアバージョン忘年会?)は基本的にパートナー同伴で私個人の感想としては仕事の延長のような感じはしないのです。


無礼講、という言葉があります。今日だけは無礼講だ、などといった言い方で上下関係関係なく親睦を深めたいような時に使う言葉があります。ここオーストラリアで私が勤務した会社では社長に対して仮にJamesだとしたら「James」と下の名前で呼びます。ドイツ人の友人はドイツでも下の名前を使うことはあるけれど、「Mr. James」などといった敬称をつけるといっていました。


もちろん上下関係はありますが、日本のそれと比べると非常に「個」という感じで差が少ない面があると思います。

こんな話も聞きました。副社長などの高い肩書きがある人達があえて肩書きを名刺には書かない傾向があるということだそうです。というのもプレッシャーを与えて、自分に対する見方が変わるかもしれないからだと私の知人は言っていました。


それを象徴するような話が他にもあって、語学学校である生徒さんが先生のことを「Teacher」と呼んだそうです。

するとその教師は「What? student.」と返したそうです。生徒が教師を呼ぶときには例えば日本なら「◯◯先生」と呼んだり、「先生」と呼びますが、こちらではまたしてもファーストネームです。この先生は、自分は先生ではなくてちゃんとした名前があるということ、自分を肩書きで呼ぶことをそのまま生徒さんに教えたのでした。


また、クラスで同じ名前がいたときに一人が、混乱するから英語名を変えるよということを言ったときに、その先生は、「私はTrishよ、Trishが何人いようと私はTrishなのよ。」と。


本当に「個」の文化だと思います。






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